メモ:語学で面白いなぁと思ったこと 

語学を触っていて、面白なぁと過去に思ったことを書いていきます(書いている今この時は少しテンションが低い)

 

☆ロシア人の名前には、父称がある。

 

例えばツルゲーネフは、イワン・セルゲーヴィチ・ツルゲーネフ。これは「ツルゲーネフ家の、セルゲイの息子、イワン」。レフ・ニコラエヴィチ・トルストイであれば「トルストイ家のニコライの息子、レフ」という。

 

スペイン語は、名詞を修飾するとき、名詞の前からでも、後ろからでも言える。

 

形容詞が、名詞の前から修飾するときと、後ろから修飾するときがある。 英語は前から修飾。フランス語は基本名詞の後ろから修飾するが、「新しい」や「美しい」など、よく使われるものは前から修飾(英語と同じ)。スペイン語は所有形容詞(私の~)も、名詞の前からでも後ろからでも修飾できる。(英語でいうと、my penでも、pen my、でもOK。しかし、my penのmyと、pen myのmyは、それぞれ名詞の性・数は勿論、前後の別により別々に変化する。例)mu pen、pen mioなど。

 

・フランス語にはアクセントがない。 アクセントがあるのもあるらしい(?)が、実はフランス人はアクセントを気にしていない。(フランス語検定にもアクセント問題はない。英検、独検西検は初めがアクセント問題。)

 

・ドイツ語の敬称と親称(duとsie(どちらも「あなた」))の使い分けは、上下関係ではなく相互関係で決まる。

 

日本語→上下関係

ドイツ語→相互関係

 

例えば、日本語で、先生は生徒に「君、廊下に立っとけ」と言えるが、生徒から先生に「君、もう少しゆっくり喋って」と言うと、大問題になる。

その背景は、日本語が、上下関係により言葉遣いが決定される言語だからである。だが、ドイツ語はそうではない。一方が「sie」というと、もう一方も「sie」と返す。これがドイツ語である。(どのタイミングでduになるのかは曖昧。)

 

スペイン語は主語をよく省略する。

 

英語では必ず「I」や「You」など主語から始まるが、スペイン語では殆ど主語を言わない。これは日本語と似ている。なぜなら、スペイン語は動詞の形で、主語がわかるからである。「読む」という動詞は、英語では「read」であり、これが三単現の時に「reads」と「s」が付くことにより、もし、例えば「(  )reads book」という問題があれば、()内には、「I」や「You」といった一人称、二人称が入らないことはわかる。その見分けはつくが、()に、sheが入るのか、heが入るのかはわからない。

 

スペイン語も、三人称の変化は同じなのだが、一人称、二人称でもそれぞれ変化が違う。そのため、「読む」=「leer」という語の変化でも「leo libre」と言えば、主語は「私」。つまり1人称であることがわかるので、わざわざ「yo(私)」とは言わない。しかしフランス語でも動詞はこのように変化するのに、フランス語は主語を省略できない。

 

なぜなのかと思って調べてみたら、以下の記事が出てきた。

 

 

language.moni0623.net

 

 

 

スペイン語は1~3人称、その複数形でそれぞれ動詞の変化が違う(つまり6種類ある)のに対し、フランス語では動詞によっては1人称(私)と3人称(彼は、彼女は)で変化が同じ動詞があるからそう。

 

☆中国語では発音の仕方で意味が変わる。

 

中国語では同じ「ma」でも発音の仕方が様々あり、これを四声という。

 

「妈」は「mā」と発音して、「母」の意味。

「麻」は「má」と発音して、「麻」の意味。

「马」は「mǎ」と発音して、「馬」の意味。

「骂」は「mà」と発音して、「罵る」の意味。

 

日本語でも関西弁と標準語で発音が違っていたりすると、「雲」と「蜘蛛」で言い方が違ったり(でもそこまで違っていなかったり)するが、中国語では「一つの音」に「四つの発音の仕方」がある。でも5つちゃうんかなこれ。

 

ja.wikiversity.org

 

 

こんなものかな。