中国語

 

 

どうでもいいことを書いていこうと思う。

 

最近中国語をかじっている。スペイン語インドネシア語も触ったりしているが、今のところスッと入ってきやすいのは中国語である。インドネシア語もわかりやすくていい。ただし、検定はなかなか難しい(一番簡単なE級からでも普通に長文を読ませたりする)

 

会社に行きながら断片的でしかもADHD気味なので興味も逸れやすく、なかなか学習が進んでいないが、理解が進むと面白い。これが語学であれ何であれ、学問の面白い所だと思う。

 

今日めちゃくちゃ面白いなと思ったのは、以下の文章。

 

这你是在哪儿买的?

ni shi zai nar mai de?(正しいピンインは省略)

 

これは日本語で「これをあなたはどこで買ったのですか?」という。

この一文の中に、しかし中国語ならでは(?)の要素が2つ入り込んでいる。

まず1つ目は、、「是~的」構文がある。これは「過去の出来事」を述べる時に使うらしい。「了」を使う動態助詞(英語でいうとおそらくhaveを使う完了形)との違いは、英語よろしくよくわかっていない(勉強不足)

 

この是~的の中に「在哪儿买」という文が込められている。この「在」が2つ目の要素で、これを中国語で「介詞」という。「介詞」とは、英語でいう「from」「to」「with」などの前置詞的な役割を持っている。

 

「在」は他にも用法があるのだが、この介詞という役割で使用されたときには、「~で」という訳し方になる。例文は次のような場合

 

・我在图书馆看书(私は図書館で本を読んでいます)

 

介詞の語順は「介詞+場所+動詞」となる。この場合は「図書館で」が「在图书馆」そのあとで「看」(読む)「书」(本)で「本を読む」となる。

「図書館で本を読む」。「~~で~~する」の「~~で」を介詞で表現する。

 

このまとまりが、「是~的」構文の中に格納されている。上の例文の場合、「図書館で本を読む」を「是~的」の「~」の中に入れることで、「過去の出来事」の意味合いが付加され、「図書館で本を読んだ」という過去形になるのである。

 

では最初の文(这你是在哪儿买的)に戻り、「哪儿」とは何なのか。これが英語でいう「疑問詞」である。そう、最初の例文は疑問文である。お気づきのとおり、実は中国語では疑問文の場合でも、英語の場合と違い、疑問詞は文頭には来ない。これは非常に中国語をやっていて面白い所だと思っている。

 

当たり前だが、英語であると「Where did you buy this book?」となり、「Where」という疑問詞が文頭に来る。中国語の語順は、かなり日本語に近い。だから、「あなたは誰と会ったのですか?」というときでも、文頭は主語の「你」(you)から始まる。

 

話を戻し、「哪儿」は「Where」である。(「儿」がまた不思議な文字で、いろいろな用法がある様子。)

 

だから、这你是在哪儿买的の「在哪儿买」で、「介詞+場所(疑問詞)+動詞(买=買う)」で「どこで買う」になる。このまとまりが、「是~的」構文の「~」の中身であり、「是在哪儿买的」で「どこで買った」という過去の出来事の形になる。

 

「这」は「this」である。「你」は「you」。英語でいうと「this you~」という語順だが、「これをあなたは~」と日本語に訳してみると、中国語ではこの語順で良い。

 

とまあ、この一文に2つの要素(「是~的」構文と介詞を含んだ要素)が含まれているのが面白いなぁと思ってみていた。語順が違うのとか、疑問詞の使い方も、過去に面白いなぁと思って学んでいた。

 

余談だが、この記事を書いていて自分が思ったのが、なんかやってないけどプログラミング言語の解説をしているみたいな気分になった。